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知床五湖…入域制限 周知進まず

知床五湖の入域制限のルールに従い、ガイドとともに散策するツアー客(5月10日)
 ガイド協議会 来月、現地に対応窓口

 世界自然遺産・知床を代表する観光地の知床五湖(北海道斜里町)で始まった入域制限を巡り、観光客への周知が進まず、事前に必要なガイドツアー申し込みをしないまま訪れた観光客から苦情が相次いでいる。地元はこうした観光客に対応する専用窓口を7月から設け、夏の観光シーズンを乗り切ることにしている。

 環境保全と観光振興の両立を図る目的の入域制限は、自然公園法の「利用調整地区制度」に基づいて5月10日から始まった。1日当たりの入場者数に上限を設け、遊歩道の通行を有料化。ヒグマの活動が活発な7月末までは、1日当たり300人を上限とし、環境省認定の引率者が同行するガイドツアー(4500〜5000円)への参加を義務付けている。

 観光客の入域事務を取り扱う知床財団によると、制度開始から24日までの有料入場者数は計約2000人だが、個人客を中心に「ツアーの事前予約など聞いていない」との苦情が後を絶たず、職員が対応に追われることもあったという。

 こうした状況を受けて、地元のツアー引率者らでつくる「知床ガイド協議会」は、予約のない「当日客」の専用窓口を知床五湖フィールドハウス入り口近くに置く予定で、ツアー参加者数などを把握して空きがある場合は「当日客」も円滑に参加できる仕組みを作る。協議会関係者は「制度の周知は簡単ではないが、観光客の評判を落とさないよう、改善に向けた努力が必要と判断した」と話している。

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