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横断道開通 6月1日頃

相次ぐ降雪の影響で除雪が遅れる知床峠(21日、羅臼町で撮影)=釧路開発建設部提供

 釧路・網走両開発建設部は23日、知床横断道路(国道334号)を6月1日頃に開通すると発表した。春季通行が可能になった1989年以降でみると、最も遅かったのは93年(5月18日)で、今年はさらに半月ほど遅い。斜里町と羅臼町の観光関係者は「ようやく春が来る」と歓迎している。

 冬季通行止めとなっているのは23・8キロの区間。両開建は、大型連休前の開通を目指し、3月15日に除雪作業を開始した。4月中旬には1車線分の道路を確保したが、4月下旬から5月上旬にかけて、異例の降雪が続き、深さ3〜5メートルの新雪が積もったため、除雪作業をやり直している。

 知床横断道路で、開通が最も遅かったのは、93年(5月18日)。今回は、この時よりも半月も遅い開通となる。大型連休に間に合わなかったことで、地元観光業は大打撃を被った。

 知床羅臼町観光協会によると、大型連休中の道の駅「知床・らうす」の利用者数は、前年度比6割減の約3500人どまり。宿泊客数も低迷し、「ホテル知床」(斜里町)では、連休中の宿泊者数は前年度比半減の900人にとどまった。藤村徹副社長(59)は「知床峠が開通しないと、本州からの観光客も入ってこない」と嘆く。

 根室海峡に集まるクジラなどを観光船から観察する企画が人気の「知床ネイチャークルーズ」(羅臼町)では、5月の利用者数が23日までで329人。昨年5月(560人)を大きく下回る見通しだが、観光船の船長を務める長谷川正人さん(51)は「開通が決まったので、6月以降は参加者が増えてくれるはず」と今後に期待している。

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