YOLトップ 北海道発トップ 知床特集トップへ戻る
知床特集

知床関連記事

知床遊歩道 利用14%増…5〜7月 少人数ツアー好評

 世界自然遺産・知床を代表する観光地「知床五湖」の地上遊歩道で、1日当たりの利用者上限を300人から500人とした今年の「ヒグマ活動期」が7月末で終了した。環境省ウトロ自然保護官事務所によると5月10日からの期間中、利用者は前年同期比14%増の1万1749人となった一方、1日当たり300人を超えたのは2日だけだった。同事務所では少人数のガイドツアーが有効に機能したと分析しており、今後の参考にしていく考えだ。

 知床五湖では環境保護と観光利用の両立を目指し、2011年から地上遊歩道を有料化し、立ち入り人数を規制する利用調整地区制度を導入。「ヒグマ活動期」にはヒグマ対策のレクチャーを事前に受けることを立ち入りの前提とし、ガイドの引率によるツアーに限る。

 今年はヒグマ活動期に5湖から1湖すべてを回る大ループ(約3キロ)に加え、2湖と1湖のみを回る小ループ(約1・6キロ)を設けた。短時間の散策や当日のツアー参加希望にも柔軟に対応する狙いからだ。

 同事務所によると、ツアーの設定は1日36回が上限で、実際の利用者の最大は1日当たり396人、1日の利用者が300人を超えたのは7月19、20日だけだった。同事務所は「当日飛び込みの参加者も小ループで対応でき、好評だった。上限にはまだ余裕があり、今後の要望に対応していきたい」としている。

 なお、知床五湖の地上遊歩道では、8月からは1日3000人に立ち入りが限定されている。

 リスト一覧へ戻る