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エコツアー 開拓の厳しさ体感

銀世界の知床五湖を歩くエコツアー参加者ら(2012年のツアーで)=知床斜里町観光協会提供

 開拓者が体験した厳しい寒さを感じてもらおうと、斜里町の知床斜里町観光協会が、冬季に閉鎖される知床五湖まで車で乗り入れ、雪が積もる五湖を歩くエコツアーを今冬、開催する。同協会は環境省や同町などと「知床五湖冬期適正利用協議会」を30日に設立し、ツアーのルートや料金など、詳細な計画を策定する。

 知床五湖に通じる道道知床公園線は、毎年11月から翌年4月まで通行止めとなるが、30日に協議会が設立されれば、道オホーツク総合振興局では道路使用を許可する方針だ。また、雪崩の危険性などを調べるため、道道の試験除雪も検討するという。

 冬のエコツアーは、厳しい寒さを体験しながら厳冬期の魅力を知ってもらおうと、同協会が発案した。ツアーガイドの冬季の需要を掘り起こす狙いもある。

 同協会の計画では、ツアーは1月下旬〜3月中旬に最大60日間、実施する予定。協議会が認定したツアーガイドの車両で知床五湖まで行き、雪の積もる遊歩道や、結氷した湖などを2時間半から3時間程度、スノーシューなどで歩く。物音ひとつしない静けさや、雪の知床連山などの雄大な景色が見どころという。

 知床五湖の冬季利用は2007年度から試験的に行われたが、往復約13キロの距離を8時間以上かけて歩くなど、ハードな内容だった。それでも初年度は約200人が参加するなど、人気を集めた。同協会では今年度、1000人の参加を目標としており、新村武志統括部長は「知床の冬季観光のひとつに定着させ、冬も連泊してくれる観光客を増やしたい」と話している。

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